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The japan discus competition  14.04-15.04.2007

協       賛



ディスカスコンテスト2007 入賞魚
P 宮永 慶太

ブリード部門
ブリード部門
水槽No 4

総合優勝


出品者
北出 次男


品種名
(自家繁殖)
K・ソリッドレッド
(評価)
体形は円盤型で、頭部や腹部の流れるように湾曲するボディーラインは完成度が高い。尾鰭の透明度はボディーの赤さが色揚げによるものではない証明で、血統による赤い発色はポイントが高い。出品魚の中では大きなサイズとは言えないが、この種としては十分なサイズなので減点なし。
総合的にバランスのよいソリッドレッドで、パーフェクトな個体です。

(補足)審査には関係ありません
この品種は2000年に、北出氏が香港のジュンヨウディスカスとゲーベルのレッドエディを交配して作出した北出氏のオリジナル品種です。その後、2003年と2005年に品種改良を進め、現在の品種が完成しました。私は北出さんが改良を進めるなか、その目標が誤っていると指摘したこともありましたが、見事に修正して完成させました。人間の美観だけで品種改良するのではなく、アマゾンのディスカスを基本として改良されたすばらしい品種に仕上がっています。
完成と表現しましたが、点数では90点としておきましょう。足りない10点は? それは、誰にも分かりません。北出さんだけが追い求められる10点で、生涯かけてチャレンジを続けていただきたいと願います。
こころから、おめでとうございます。

入江 博



ブリード部門
水槽No 12

2位


出品者
大曽根 康弘


品種名
モルフォフラッシュ
(評価)
今回のコンテストではソリッドブルーの出品が多かったですが、その中でも濃い青の色が高得点に結びつきました。目の赤さとボディー色の濃い青との調和は、この個体の力強い表現力となっています。体形も良く、頭部から延びる背鰭のラインも綺麗な仕上がりをしています。青系としてはパーフェクトな個体ですが、あえて点数を付けるとすれば1位と同じ90点とさせていただき、100点満点という夢を生涯かけて追い続けていただきたいと思います。
おめでとうございます。

入江 博



ブリード部門
水槽No 8

3位


出品者
灘 政雄


品種名
ジャーマン・
レッドレジェンド
(評価)
レッドターコイズの基調色である赤の色は、鮮明な赤が求められます。品種改良の上では綺麗な赤を維持することは難しく赤黒くなったりしがちですが、この個体は澄んだ赤の発色をしてます。出品魚の中で赤の発色だけを見ると1番赤い個体でした。青のラインの発色も良く、濃い赤と濃い青のコントラストがすばらしい個体です。鰭の発育が良いので、チョット物足りない体高をカバーしてバランスの良い仕上がりになっています。
尾鰭が赤く染まるのは色揚げが強すぎるためで、この点はマイナスになっています。この品種は元々赤くなる血統なので、通常の餌でも過剰な色揚げ表現になってしまいます。コンテストの場合は、個体や品種に合わせて餌を調整する必要があり、尾鰭の透明感が失われない程度に抑えましょう。
次回がんばってください。
おめでとうございました。

入江 博

灘さんから、メールをいただきました。更新しました
入江さん 今回のコンテストお疲れさまでした。また参加させて頂きまして、ありがとうございました。2001年ジャパンディスカスコンテストから参加してはや6年、今までのコンテストの中でもっとも楽しく、また気合いが入ることのでき たコンテストだったと思います。
飼育方法から入江さんに一から教えて頂き、また、店での色々なイベントから「ディスカス」という共通の趣味を通じて、仲間になれた方々のおかげで、今回の入賞を得る事が出来た事、誠に感謝致します。
今回たまたまゲーベルさんや入江さんにご評価いただきましたが、コンテスト会場で他の皆さんの出品魚を見る限り、これまでの僕が参加した過去6年のコンテストと比較しても非常に各個体がハイレベルで、誰が入賞してもおかしくなかったのではないかと思います。ますますの今後esコンテストの発展が容易に想像できるコンテストでした。
ジャーマンレッドレジェンドの色揚げに関しては通常の飼育で全く特別な事はしてなく、同水槽、同じ給餌の今回出品のレッドエディや前回六本木のコンテスト出品のインディアンサマーは過剰な色揚げにならないのに、血統的に赤の発色の良い個体は通常通りだと赤くなりすぎるんですね。これまで給餌を特別考えてなかったのですが、そんな自分一人では気づかない様な事も勉強になりました。(ましてこれまでのコンテス
トでは出品魚のお世辞抜きの評価ってなかったですしね。)次回までには調整してもっと満足のいく魚に育てたいと思います。
ありがとうございました。


ブリード部門
水槽No 14

4位


出品者
高崎 政啓


品種名
ブルーシルク
(評価)
出品魚の中では大型サイズでした。鰭の発育やサイズを見ると、この個体にとっては順調に育ってきた環境であったことが想像できます。体形は、その発育の良さが少し表現力を欠いています。と言うのは、強弱関係で強者のディスカスは急成長しますが、サイズは大きくなってもディスカス本来の力強さが欠けてしまいます。その個体に合った成長スピードを考えて育成するとよいでしょう。
審査で最もマイナスになったのは、赤の色揚げです。尾鰭が赤くそまっているのは、赤用の餌を給餌しているためです。赤用の餌を与えていなければ、青の発色がもっと綺麗に表現されていたでしょう。
辛口の評価になりましたが、魅力あるディスカスに仕上がっています。
おめでとうございます。

入江 博


(高崎様からのメールです)更新しました
今回のコンテストはとても楽しむことができました。魚を見るだけではなくて各セミナーについても今後の飼育に役立つ情報を得ることができ、内容ある2日間でした。
コンテスト自体についても今回、出品した魚は「なんとなく綺麗だから出してみよう」といった感じでしたが、入賞魚のどこが良くて、どこが今一歩か説明してくださったので今後、飼育する魚、またはコンテストに出品する魚の基準に大変役立ちました。やっぱり、どうせ飼うなら美しい魚が良いしコンテストに出すなら優勝してみたいからです。
今回、優勝された御二方(2匹?)、本当におめでとございます!
そして、この様なコンテストを開催していただきありがとうございました。



ブリード部門
水槽No 6

5位


出品者
灘 政雄


品種名
レッドエディF6
(評価)
ソリッドレッドの品種としてはサイズは大型で、サイズが高得点に結びついています。
体形は、口から腹部へのボディーラインを見ると完璧とは言えませんが、全体的にバランスよい仕上がりになっています。
1次審査では、ゲーベル氏はこの個体を評価して選抜しましたが、残念ながら私は1次審査では選抜していません。私がこの個体を選抜しなかった理由は、この個体の「運」だったかもしれません。審査をしている一瞬の表現は、ディスカス自身の運もあります。
2匹出品で3位と5位を獲得。おめでとうございます。

入江 博



ブリード部門
水槽No 16

5位


出品者
佐々木 栄


品種名
ジャーマンレジェンド
ターコイズ

(評価)
口先から頭部や腹部に伸びるボディーラインは完璧とは言えませんが、十分に発達した鰭との調和で綺麗な体形に仕上がっています。ターコイズディスカスの特徴である青緑の発色も十分に引き出されている個体です。ラインが綺麗に伸びていれば高得点になったと思いますが、荒々しいラインもディスカスらしい表現力となり、力強さを感じさせます。
1次審査では、私はこの個体を選抜しています。
おめでとうございます。

入江 博





原種部門
原種部門
水槽No 19

総合優勝


出品者
宮永 慶太


品種名
ニニン ヘッケル
(評価)
写真では分かりづらいですが、体形は鰭を含めないボディーだけで真丸の円を描かれております。口先から頭部や腹部へ伸びるボディーラインは、一寸の狂いもなく綺麗な曲線を描かれています。この体形はヘッケルディスカスの理想的体形と言えるでしょう。鰭はボディーとのバランスも良く、仮にハイフィンであったらアンバランスな表現となっていたでしょう。ホリゾンタルラインは綺麗なラインとは言えませんが、ブルー発色は綺麗に表現されています。サイズはヘッケルディスカスとしては最大級で、見る人に強烈なインパクトを与えます。体形、サイズ、そしてバランスは完璧で、これ以上のヘッケルはいないかもしれません。
心から、おめでとうございます。

入江 博

(補足)審査とは関係ありません
このヘッケルディスカスは、3年くらい前に宮永さんが始めてディスカスを飼育した魚です。ディスカス飼育を開始する準備を終え、飼育スタートしたディスカスがこのヘッケルです。6〜7cmくらいだったでしょうか? 難しいといわれるヘッケルを、よくここまで仕上げました。ちなみに、宮永さんはワイルドヘッケルディスカスしか飼育していない、ヘッケルディスカス愛好家です。
宮永さんから、コンテストの翌日にメールをいただきました。ディスカスは飼育者の人生のストーリーを描き、夢を与えてくれます。ゲーベル氏、私もそのストーリーを持っています。ディスカス愛好家なら、そのストーリーを描き夢を追い続けることは誰にでも出来ることです。コンテストが全てではありませんが、皆さんが創るディスカスストーリーを華やかにする舞台だと思います。ディスカスが好きなら誰でも参加できるコンテスト。そんな舞台にお誘いしたく、宮永さんの承諾を得てメールを掲載させていただきます。

(宮永様からのメール)
昨日は、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
初めて入江さんのお店に行ったのは3年前で、ヘッケルを飼育してみたく都内のお店を何軒か回り入江さんが一番、親切で分かりやすく説明して頂いたのでesさんに通わせて頂く事にしました。
昨日の結果は入江さんの指導とアドバイスが無くては決して産まれなかったもので、本当に感謝をしています。
自分的には飼育に関してまだまだ初心者なのですが、昨日の結果によりディスカスの理想的な形の認識が正しかったと言う事が分かり非常に意味の有る一日でした。

個人的な話なのですが、昨年の年末に父親が他界しました。
僕が子供の頃、父親も熱帯魚を趣味としていて週末になると毎週のように熱帯魚屋さんに連れていかれた思い出があります。
30年位前に、親子でアクアライフに出た事もあるんですよ!
父は何度もディスカスを飼っていましたが、自己流で飼育していたのでいつも失敗していましたが、僕がディスカスを飼い始めたきっかけも子供の頃に父親と見たヘッケルが忘れられずいたからだと思います。
他界する数ヶ月前には、僕のヘッケルを見てまた刺激を受けてしまいグリーンディスカスが飼いたいから探してくれと言われていたのですが体調が悪くなり、そのまま入院してしまい実現しませんでした。それらの事も有り、僕にとってディスカス単なる魚ではなく父親と過ごした楽しい思い出でもあるのです。
昨日の結果は、天国の父も喜んでくれていると思います。
本当にありがとうございました。
次はヘッケルの産卵、繁殖を目標に頑張ります。
今後とも御指導、アドバイスをよろしくお願いします。
そして、スタッフの皆様にも宜しくお伝えください。

宮永慶太



原種部門
水槽No 23

2位


出品者
中村 哲也


品種名
アレンカークリペア
(評価)
この個体が高得点になったのは、体色が赤いことです。尾鰭、背鰭を見ても、色揚げによる赤い発色ではないことが分かります。もう少し赤用の餌を給餌してもよいくらいです。出品魚の中では大きなサイズではありませんが、ソリッドレッドの、特に赤い個体は大型にはなりにくいので、十分なサイズといえます。体形は、雄個体のように迫力ある表現ではありませんが、雌としては綺麗な体形をしています。目の大きさとボディーサイズのバランスは、やや目が大きく見えますが、3歳くらいと推定されるので許容範囲内と判断しました。
ソリッドレッドの原種ディスカスは、コンテストなどで水や環境が変わる事で普段の発色が失われやすいですが、この個体は色が落ちているにもかかわらず、赤い表現を保っていたことが評価されました。
次回コンテストでは、この個体は年齢的に難しい時期となりますが、繁殖を狙いたいすばらしい表現なので、是非チャレンジしてください。
おめでとうございます。

入江 博



原種部門
水槽No 30

3位


出品者
及川 俊嘉


品種名
ヤムンダブルー
(評価)
今回出品魚の中では、最大サイズのディスカスかもしれません。体高もあり、体形は丸く、完璧なボディーといえます。しいて言えば、口先から腹部のボディーラインの、顎の部分が綺麗な湾曲を描いていれば申し分ない体形です。発色はブラウンディスカスとしては綺麗な表現ですが、競技という場では発色によるインパクトが足りなかったかもしれません。足りないといっても、マイナスではなくプラスにもならなかったということです。詳細な部門分けが出来れば、間違いなくブラウンディスカス部門で優勝していたでしょう。
おめでとうございました。
コンテスト翌日に及川さんからメールをいただきました。全国のディスカスホビーストのモチベーションとなる内容でしたので、及川さんにご承諾の上掲載させていただきます。

入江 博

(及川様からのメール)
こんにちは。昨日はお疲れ様でした、そしてマニアの為にコンテストという場を提供して頂きありがとうございました!私にとって、ディスカス飼育を続けて行く上でとても意味のある1日になりました。美しいフォルムと大きさを目指し育成をして来た魚が今回ワイルド部門3位という、これ以上ない形になった事と、色も柄も無い魚を入江さんとゲーベルさんが評価して頂いた事がとても嬉しかったです。ゲーベルさんがインタビューの最後に言った「エクセレントフィッシュ」という言葉は一生涯忘れる事の出来ない宝物になりました!そんな中、セミナーや表彰式にも出られず水を差すような形になってしまい本当に申し訳無く思います。そして出品魚の調子が思わしく無い中、親身になって相談を受けて頂いた入江さんと奥さんにはとても感謝しています。今回のコンテストは初回とは思えない位に設備や出品魚に対する気遣いが行き届いていました。ドイツで優勝し色々な物を見て来た入江さんしか出来ない事だなと感じました!長くなってすいません、次回も是非参加させて頂きたく思っていますので頑張って下さい。

原種部門
水槽No 28

4位


出品者
伊藤 二三敏


品種名
アレンカートリニダージ
(評価)
体形が丸く、全身に走るホリゾンタルラインの美しさが高得点となりました。ボディーサイズと目の大きさを見ると、目が小さく見えるので順調に成長していることが分かります。但し、若い個体なのでボディーサイズが少し小さかったことがマイナスでした。さらに1年ほど育成してサイズアップすれば、完璧な仕上がりとなるでしょう。
もうひとつマイナス点がありました。背鰭の乱れです。バクテリアによる損傷か、復元がうまくいかず凹凸になっています。予断ですが、ハサミでカットすれば綺麗に再生するかもしれません。
サイズが小ぶり、鰭の損傷などのマイナス点があっても、発育の良さと綺麗な体形、綺麗なラインが高得点に結びつきました。来年にも期待します。
おめでとうございます。

入江 博



原種部門
水槽No 25

5位


出品者
中村 哲也


品種名
アレンカークリペア
(評価)
この個体は、赤の発色は原種部門2位の個体と争うほど綺麗な発色をしています。今回5位になったのは、サイズがやや小ぶりだったからです。若い個体なので、1年育成して仕上げれば上位に入るでしょう。
1次審査では、ゲーベル氏はこの個体を選抜しています。
おめでとうございます。

入江 博



原種部門
水槽No 27

5位


出品者
中村 哲也


品種名
アレンカージャタプ
(評価)
綺麗な体形と綺麗なラインが高得点に結びついています。特に、頭部から流れるように走るラインが魅力的です。若い個体なので、今後の育成次第ではサイズアップと共にラインが仕上がり、さらに上位に入るでしょう。
残念なのは、赤の色揚げが強すぎるために青のラインが薄れていることです。地色の自然な美しさを保つことで、青のラインの美しさが浮かび上がります。来年も頑張りましょう。
1次審査では、私はこの個体を選抜しました。

入江 博

審 査
1次審査
審査員はそれぞれ、各部門からベスト5のディスカスを選びました。選抜方法は審査員の判断で行っております。但し、2次審査では審査員同士でディスカッションを行うので、その評価を自分自身で明確にしておく必要があります。
私は10点満点の点数を全出品魚に付けました。私が実際に付けた点数は、最低が4点で最高は7点です。レベルの高い出品魚が揃う中、順位付けするためには出品魚を1匹1匹比較して点数を付けております。
ゲーベル氏は過去の豊富なジャッジ経験からか、ジャッジ表には選抜した5匹をダイレクトに書き込んでいました。
ゲーベル氏が原種部門から5匹、ブリード部門から5匹を選び終わります。
遅れて、私が同じく原種部門から5匹、ブリード部門から5匹を選び、2次審査へと進みます。
審査中は、審査員同士の会話はありません。


2次審査
1次審査で選ばれた5匹を照らし合わせます。1次審査表のとおり、4匹は2人の審査員から選ばれています。この時点で2人とも一致して選ばれなかった個体2匹は同順位である5位が確定しました。
一致した各カテゴリーの4匹を審査員2人で見て回ります。審査対照のディスカスを見ながら、優れている特長、欠点などを話し合いながら評価していき、審査員が一致して出した審査結果となっています。
1次審査表
ブリード部門
マンフレット・ゲーベル 入江 博
水槽No 4 水槽No 4
水槽No 8 水槽No 8
水槽No 12 水槽No 12
水槽No 14 水槽No 14
水槽No 6 (5位確定) 水槽No 16 (5位確定)
原種部門
マンフレット・ゲーベル 入江 博
水槽No 19 水槽No 19
水槽No 23 水槽No 23
水槽No 28 水槽No 28
水槽No 30 水槽No 30
水槽No 25 (5位確定) 水槽No 27 (5位確定)
2次審査
マンフレット・ゲーベル & 入江 博
ブリード部門 原種部門
優勝 水槽No 4 優勝 水槽No 19
2位  水槽No 12 2位  水槽No 23
3位  水槽No 8 3位  水槽No 30
4位  水槽No 14 4位  水槽No 28


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